自然栽培米と有機栽培米の共通点と大きな違いとは!?|自然栽培米・自然農法米ミナミニシキ

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矢印自然栽培米と有機栽培米の共通点と大きな違いとは!?

自然栽培米と言われるお米は
農薬も肥料も使用していないお米のことを言います。

一方
有機栽培米とは、
・化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと
・遺伝子組み換え技術を利用しないこと
を基本とした環境への負荷をできる限り軽減した農法で作られたお米です。

有機JAS規格では、
有機栽培で作られた農産物を
「生産から消費までの過程を通じて、
化学肥料・農薬等の合成化学物質や生物薬剤、放射性物質、遺伝子組み換え種子及び生物等を全く使用せず、その地域の資源をできるだけ活用した農法で生産されたもの」と定めています。

有機栽培米において許可されている農薬

自然栽培米に関しては
農薬及び肥料(有機肥料及び化学肥料)を使用せずとてもシンプルです。

一方、
有機栽培米に関しては
有機肥料の使用、および
使用が許可された農薬があります。

有機栽培米においては
「化学的に合成された肥料及び農薬の使用」を避けることが基本ですが
炭酸カルシウムという物質で見ると
「化学的に合成」されたものは使えないが
「天然鉱石を粉砕」したものは使えるようです。

「有機」で農薬として許可されている商品には
殺菌剤:無機硫黄剤、無機銅、炭酸水素ナトリウム
殺虫剤:天然由来物質(BT菌、なたね油、マシン油)、天敵、微生物
等があります。

自然栽培米と有機栽培米の共通点

私どもは農薬・肥料不使用の自然栽培米をお届けしていますが
これはある程度、土ができているからできる事です。

土ができていないのに
自然栽培(無肥料栽培)とは、とても難しいのです。

極端に言うと
噴火後に裸地になった岩石むき出しの割れ目に
野菜の種をまいても育たないです。

土壌ができるまで
出典:土壌はどうやってできる?jssspnkanto.web.fc2.com/170/Shitajiki.pdf

岩石の裸地状態から
ススキやカヤ類のような多年草の草が生えるまでは10~20年くらいかかると言われ
徐々に土壌を作っていくのですね。

自然栽培米は土壌が既にできている環境で出来る事であって
その前には土作りという工程が必要なのです。

その工程こそが有機栽培ではないかと思います。

有機栽培の概念は
豊かな地力と多様な生態系に支えられた
土壌から生み出されたあるべき農業
」として発案されました。

この有機栽培が発案された時の概念は
自然栽培の考え方と共通点があります。

それは、
土壌と生態系にフォーカスしているという点です。

土壌生成の流れを見てわかるように
土壌を作るには、
風化された母材と生物の働きが必要になります。

1) 風化された母材
2) 有機物
3) 土壌微生物

1)-3)が相互に関係し
土壌生成のサイクルを早めることが有機栽培の役割ではないかと思います。

自然栽培米と有機栽培米の考え方の違い

自然栽培米と有機栽培米の考え方の大きな違いは
肥料に対する捉え方かもしれません。

自然栽培米の場合
肥料となるのは、下記の3つくらいだと思います。
1) 稲わらの残渣
2) 地下部の残根
3) 田んぼの草たち

1) 稲わらの残渣
肥料となるのは、収穫時にコンバインの後ろから出る
粉砕されたイナワラです。

収穫残渣

2) 地下部の残根

自然栽培米においては、
肥料分が少ないために
慣行栽培よりも根の部分が発達すると言われていますので
収穫後に地下部に残る有機物も多いかもしれません。

自然栽培米の根

自然栽培米の根っこと慣行栽培の根っこを調べた結果ですが
この写真では、目に見える太根の部分が多いのが分かります。
全体として、自然栽培米の方が根量が多いようです

人が施した肥料が無い分、土にある肥料分を探すために
自分で根っこを伸ばすので、根量が多いのは自然と言えます。

3) 田んぼの草たち
冬期の間に田んぼで育つ草たちですね。

冬の草

自然栽培米においては、
田んぼの外から有機物を持ってきて投入するという事はありませんが
田んぼ内でも多くの有機物が循環されているのが分かると思います。

有機栽培米においては、
基本的には、
「その地域の資源をできるだけ活用した農法で生産された物」と定められていますが、実際には、その地域の外から有機肥料を運んでくることが多いようです。

本来、田んぼならば
投入する有機物は、
稲わらや籾殻、米ぬかなどその田圃から採れた有機物ならば良いかもしれません。

一番大事なポイントは、
有機物の投入の目的は
肥料分の供給ではなくて、
土壌微生物を豊かにし、土壌を作るため

この考えが根本にないと、
有機肥料を収量を上げるための肥料分として施肥し続けます。

本来、自然状態でその田んぼに入るはずのない
牛糞堆肥などを不自然な量を入れることになるかもしれません。

有機肥料から離れられず、窒素、リン、カリの計算で施肥し、
有機肥料が化学肥料にとって代わっただけになってしまいます。

自然栽培米の場合は、
農家さんの見ている視点は
土壌微生物であり、稲自身です。

健康的な稲を育てるには、どのような環境にするのか。

私達人間は、お米の生命力を頂き、
私達の生命力の糧にしています。

自然栽培家の方達は
お米の生命力を最大限に引き出すために
土作りをしっかりとしながら
農薬も肥料も使用しない
自然の力だけで栽培する自然栽培米
を育てているのです。

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