HOME ■合鴨(アイガモ)農法のアイガモと野生化アイガモ|前田自然農法米・自然栽培米ミナミニシキ■
一時期、
合鴨農法という言葉をよく耳にしました。
1990年代頃から合鴨を水田に離して
雑草を食べてもらう農法が行われました。
除草剤を減らすことができるため
減農薬栽培や無農薬栽培として認知がありましたね。
合鴨(アイガモ)は、
野生のマガモとアヒル(品種改良されたマガモ)との
交雑交配種(人工的に組み合わせて交配)です。
人工的に交配された種ですので
野生に放すことを禁止されているために
稲穂がたれる時期には、食肉処分となっているようです。
上写真は、前田自然農法米の田んぼの近くにいた
おそらく野生化した合鴨
合鴨農法を
現在でも実践している人は少ないのではないでしょうか?
1990年代の合鴨農法では
10a(1反)当たり約15-20匹の合鴨(アイガモ)を放っていました。
当時の合鴨農法の利点を挙げてみると
1) 除草効果
合鴨はイネ科の植物を食べないという習性を利用しており
合鴨を入れる一番の理由はこの除草効果です。
2) 虫の防除
合鴨は雑食性のため、草だけでなく
水田の害虫とされているウンカも好んで食べるため
害虫駆除としても効果がありました。
3) 中耕
合鴨は泳ぎながら水田を撹拌するので
水田内に酸素供給をし、しっかりとした株の稲を作ったようです。
4) 肥料の供給
合鴨の排泄する糞尿が、
有機肥料となり肥料効果もあったようです。
合鴨農法では、
10a(1反)当たり約15-20匹の合鴨が必要です。
100a(1町)の水田を管理しようとすると150匹以上は必要なわけです。
合鴨農法実践者が減ってきた理由は主に次の通りです。
1) 合鴨のひなの購入費用が高い
合鴨は、収穫後には食肉とするので
合鴨のひなを毎年買う必要があり、その購入値段が高い。
2) 維持費が高い
田んぼの近くに合鴨用の小屋を作る必要があり
夜は電球で温める必要がある時もあるようです。
また、田んぼの草や虫だけでは足りずにエサ代が必要になるようです。
3) 痛む稲もある
合鴨が動き回ることで、逆に痛んでしまう稲もあり
田んぼの中に合鴨のたまり場を作る必要もあり栽培面積が減ってしまう。
4) 合鴨の出荷先を確保
稲穂が垂れだしてくると
合鴨が稲穂を食べてしまうので、その時期に捕獲し食肉用として売る必要がある。
そのため、出荷先を確保しておく必要がある。
熊本県玉名市の
農薬を使用しない前田自然農法米ミナミニシキの水田近くに
たまに野生化した合鴨を見ることがあります。
畔の草刈りをしている時の写真ですが
上の写真を見てもどこに居るのか分かりませんよね。
一歩前に進むと
野生化した合鴨が飛び立っていきました。
そして、
合鴨が居た場所を見てみると
卵が6つほどありました。
野生化した合鴨のひなが孵ったとしても
田んぼの除草作業とかはしてくれないと思いますが
このまま置いておこうと思います。
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