HOME ■前田 英之の自然栽培米ミナミニシキの苗の生育と田植え■
熊本県玉名市で農薬も肥料を使用せずに
自然栽培米ミナミニシキを育てる前田 英之さんは
5/21にミナミニシキの播種をしました。
播種後35日後の
6月末頃より田植えを開始しております!
今年もしっかりした苗が育ってくれました。
田植え後の成長を見守っていきたいと思います。
【目次】
前田さんのミナミニシキでは、
5/21に播種後すぐにラブシートという不織布を掛けます。
播種後の苗箱に直射日光が当たり乾燥を防ぐためですね。
また、芽が出たばかりの種籾を啄みにくる鳥も防げます。
播種後約2週間くらいは、ラブシートを被せて
苗の成育環境を保護してあげます。
播種後、約3-4日目くらいから徐々に発芽してきます。
播種してから一週間後の写真を
ライブシートをめくって写真を撮りました。
自然栽培米ミナミニシキでは、
一般農家さんがされる催芽処理(成育を揃えるため播種前に種籾を発芽させる処理)をしないので成長が凸凹になります。
前田さんは、
それも自然の状態と考えてるのですね。
前田さんのミナミニシキは、
自然栽培水田で自家採種を15年以上しているので
発芽力は、ヒノヒカリと比較すると強い方です。
苗代においても
農薬も肥料も使用していなくても
苗の長さは、20㎝ほどの立派な苗になりました。
私達は、この凸凹の苗を見慣れているのですが
通常の更新種子(F1種)で催芽処理をしているの苗は、
きっちり苗の高さが揃っていますので
一目で前田さんのミナミニシキの苗だと分かります。
ミナミニシキの苗をよく見てみると
クモが巣を作って小さな虫を捕獲していました。
私達は、
食べた人に活力を与えるような生命力の溢れるお米を届けたいと思っています。
そのためには、
田んぼに生命が溢れる必要があると思っています。
田んぼに棲む動植物の生命が豊かなほど
収獲されるお米の生命力も豊になると感じています。
そのため
農薬を使用せず、
また
苗自体の生命力が強くなってほしいために肥料も使用しません。
九州で最も栽培されている品種はヒノヒカリですが
九州では、6月中旬頃より田植えを開始します。
前田さんのミナミニシキは、6/25頃より田植えを開始しました。
この周辺では、一般的に
6/30までに田植えを終わらせるようしています。
しかし、前田さんは、
7/9頃までに田植えを終わらせる予定です。
これも晩生というミナミニシキの特性上、ずらすことができるのですね。
前田さんは、
代かき・田植え・除草と一人でこなしており
かなりパワフルです^^
前田さんは、
今年で55歳ですが、年々、体が進化しています。
世間話の中で言っていましたが
昨年と比べて
体重6kg減、ウエスト8㎝減
そして
視力 0.7→1.2 にアップです。
前田さん曰く
「自分の自然栽培米ミナミニシキの進化に合わせて
自分の体も進化させないかんばい」と。
前田さんのミナミニシキの株間は
田植え機で最も広くできる30㎝×24㎝です。
あえて広めにすることで
風通しも良くなり、
苗にとって居心地がよく、成長しやすい環境を作るのですね。
また、
水田の生物にとっても
稲が大きくなってきても
風通しがよく、太陽の光が適度に入ってくるので
良い環境が作られているのだと思います。
近年、気温変化等
自然環境の変化を感じますが
自然栽培米ミナミニシキの成長を見守っていきたいと思います。
今年もより一層、安心安全で
食べた人が体の内側から健康になれるような
活力に溢れる自然栽培米ミナミニシキをお届けしていきたいと思います。
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