自然栽培と日本人の自然観|自然栽培米・自然農法米ミナミニシキ

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矢印自然栽培と日本人の自然観

自然農法・自然栽培という発想は、
江戸時代以前の日本人はすでに持っていたと思う。

しかし、明治時代に入り、農薬や化学肥料等が西洋が入ってきた後に
日本の農業は西洋風となった。

昭和初期の1930年代頃に日本では岡田茂吉氏や福岡正信氏など
自然農法を唱える方が現れて、本来の農業の在り方を説いていた。

今から約90年前に自然農法を説いていたが
西洋の栽培方法が主流となり、自然農法を行う人は村八分扱いとなってきた。

今でこそ、木村秋則さんが農薬も肥料も使用しない”自然栽培”という概念を
広めてくれて一般認識が広がってきたと思うが
それでも、日本の農業の0.01%程ではないだろうか?

昔の日本人の自然観

江戸時代から明治時代に移行する際に
西洋文化が入り込んできたが、
日本人の意識に大きな変化が起こっている。

日本は豊かな自然に囲まれて
海の幸、山の幸と自然界から食料を頂き
共存して生きた民族です。

また、日本の農民は、
寒暑関係なく田畑を耕し、雨風、干ばつ、河川の氾濫、津波、地震、火山の噴火、火山灰、鳥獣害など自然との厳しい関わり合いを経て、
独自の自然感を身につけてきました。

昔の日本では
噴火が起こった=山が怒っている
津波がきた=海が怒っている
地震がきた=大地が怒っている と

自然界には神がいると八百万の神を信じてきました。

普段は母のように優しい自然は、時に父のように厳しく
自然は畏れられる一方、
恵みをくれるありがたい存在だったのです。

西洋と日本の自然観の違い

西洋の一神教の教えでは
唯一絶対神の創造主がいて、
その神様が人間を作られて
その人間の為に牛も豚も山も海も全てを創られたと考えているようである。

そのため、人間の為に家畜も自然も存在しているので
人間中心の考え方になりやすいと考えられている。

上田 哲行著(トンボと自然感、2004)によると
「神・人・自然の3者の関係をみてみると
西洋では別個の存在としてはっきりと区別されて存在していますが
日本人の自然観においては
この3者の関係は曖昧である」と書かれています。

また
安田喜憲著(日本文化の風土、1992)では
日本の自然観の特色は、円環的、循環的
限られた自然を有効に活かし、自然を破壊し尽くさない。
自然=人間の循環系に立脚した文明を継承、発展してきた。

それに対して
西洋は、自然=人間搾取系であり、自然の側から見れば
一方的に搾取されるといった自然搾取型の文明の性質をもつ。」という。

明治時代以降
日本には西洋文明が入りだし、
農業界においても
農薬や化学肥料が入ってきた。

農薬も化学肥料も自然を人間の都合に合わせて
コントロールするために使用するので
西洋思考がベースにある。

私達は、農薬も肥料も使用せずに
土壌微生物等田畑で生きている物を重視し
自然栽培米を育てているが、
江戸時代の人たちには意識はしていないが普通の事だったかもしれない。

西洋文明を経験したことは、
それ自体は経験として良いと思うので
また、昔ながらの本来の日本の自然観に合った農業を広めていきたい。

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