なぜ生態系が破壊されるのか|前田自然農法米ミナミニシキ

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矢印なぜ生態系が破壊されるのか

持続可能な農業を考えた時に
キーワードとなるのは自然の摂理に従っているかという事です。

すなわち
自然の摂理 = 生態系維持 に従っているのか。

人間活動において
生物多様性の危機に直面していると聞きます。

世界の森林が2000年から2010年の間に、平均で毎年520万ヘクタール(九州と四国を足した面積程度)が消失しているそうです。
またサンゴ礁も19%がすでに失われており、今後も減少をするということです。

私も森林破壊されている地域に行き、
森林保護活動を2年間ほどする機会がありましたが
現地の方達は、目先の収入源のために森林を伐採していました。

森林が伐採されると山から土砂が海へと流れ込みます。

亜熱帯地域では、陸と海との境目にマングローブという緩衝地帯がありますが
流出される土砂の容量が超えて、海に流れ出し
濁った海がサンゴ礁を死滅させるのですね。

サンゴ礁は、小魚の棲家となりますので
サンゴ礁の周りには、多様な小魚が住みついております。

そして、その小魚を狙って
大きめの魚が寄ってきますので、生態系が保たれるようになるのですね。

結果的には
持続的に人間が魚を獲れるようになるわけです。

生態系維持の恩恵

山に木が生えていることで、土砂流出を防ぎ
山崩れも防ぐ、しかも水も保水しますので天然のダムとなります。

自然豊かな森には、多様な生物がいますので
鳥類だけでなく食用の動物も存在し
山の果実も収獲でき、豊かな食糧も提供してくれます。

私達人間を含むすべての生物は、直接的、間接的に他の生物のの助けを借りて生きています。

全ての多様な生物は、持ちつ持たれつの関係で生きており
私達人間も多くの恩恵を受けているのです。

この恩恵を「生態系サービス」と呼ばれることもありますね。

当たり前のように感じる恩恵ですが
水、空気、食糧と幅広くかかわるこの恩恵は、
とてつもない価値があるのです。

何故、生態系が破壊されるのか?

生態系サービスのように多くの恩恵を受けているのに
何故、生態系が破壊されるのか?

主に下の3つの理由があると思います。

1)伝統的な風習や考え方が継承されなくなった
森林保護活動でミクロネシアという島にいた時に
伝統的な生活をしている方達は、山に海に神がいると考えていました。
目に見えない存在があり、そのため自然を荒らすことなくバランスを保っていたのですね。

しかし、若い世代になってくると、古い風習から脱却して、
西洋的な生き方に憧れるようになり、伝統的な風習は廃れてきました。

日本においても昔はもっと自然を身近に感じる生き方をしていたと思いますが
徐々に自然から離れていっているかもしれません。

2)自然と自分たちを切り離して考えている
人間は、自然界の一部であり、
生態系ピラミッドでは最も頂点にいる存在なのですが
人間と自然界のものを切り離して考えいている方が増えてきました。

自然を身近に感じる機会が無くなってきたのかもしれません。
全ては、生態系というシステムの中で相互関係で生きているのですが。
生態系ピラミッド

3)経済至上主義の考え方が強い
特に先進国ではなくて、経済がこれから伸びるという所では、
もっとお金を得て、もっと豊かで便利な生活をしたいと思うものです。

途上国で活動もしましたが、これは、否定できません。
豊かな方向に向かおうとすることは自然の流れです。。

大事なポイントは、どのように豊かになるかですね。

自然の摂理、生態系の維持の考えを基本とおき
人間の活動を模索していくのが今後の課題となるかと思います。

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