HOME ■自然農法米ミナミニシキの出穂の特徴■
熊本県玉名市で
農薬も肥料も使用せずに自然栽培で育てる
前田 英之さんのミナミニシキが出穂開始いたしました。
九州で最も栽培されているヒノヒカリを見てみると
5月中旬-下旬にかけて播種し
6月中旬から下旬にかけて田植えをし
8月下旬頃には出穂します。
前田自然農法米(自然栽培米)ミナミニシキは
播種時期も田植え時期もヒノヒカリと同じ頃なのですが
2週間ほど遅れて9/10頃に出穂しました。
ミナミニシキは、晩生(おくて)品種で
収穫時期がヒノヒカリより2週間ほど後になりますが
出穂の時点で2週間ほど後になっています。
出穂時は、ピンと上に向いて
若々しく力強い雰囲気を感じますね。
もっと近くで見てみると
白っぽい(黄色っぽい)雄しべの”やく”(花粉が詰まっている)が
稲穂の周りについているのが見えるかと思います。
これは稲が開花した証拠ですね。
一方、
ヒノヒカリの方を見てみると
ヒノヒカリは8月下旬頃には出穂をしており
出穂後2週間経ったヒノヒカリは次のような状態です。
もう徐々に稲穂が垂れてきていますね。
他のヒノヒカリ水田では、すでに穂が黄色くなっているところもあります。
9/10前後にこの周辺を回ると
稲穂の状態を見るだけで
どの田んぼが前田さんのミナミニシキか一目瞭然です。
私達は、
お米を日常的に食べていますので
お米は身近な食べ物ですよね。
では、
収穫間近の稲穂が垂れている状態は見たことがあると思うのですが
どのようにお米となる穂が出てくるのかをご存知でしょうか?
稲がドンドン上へ成長していくと
最上位葉(一番上の葉)の止葉(とめは)が出てきます。
幼穂は、この止葉の葉鞘(ようしょう)の中で発達し、
表に出てくることを出穂と言います。
出穂の状態が少しでもわかるように
イラストで説明してみます。
出典:東海農政局
http://www.maff.go.jp/tokai/noson/seino/kids/okome/6.html
上記イラストの止葉の下部分の葉鞘で
稲穂の子ども、幼穂が育っていきます。
出穂の時期になると
葉鞘から押し上げるように幼穂が出てきます。
稲の出穂と開花、受精に関して
NHKの分かりやすい動画がありますので
下記に紹介しておきます。
これまでに見た事のない稲の世界をご覧頂けると思います。
⇒ 稲の開花と受精
出穂してから2~3日後に
まだ若い緑色の籾が左右に開き
中から雄しべが出て開花します。
画像参照:バケツ稲作り観察日記http://homepage3.nifty.com/knmn/ine/ine108.htm
稲の花が咲いている時間は
午前10時からわずか2~3時間の間だけです。
雄しべの花粉が
根元にある雌しべに受粉して
受精が終わると緑色の籾は閉じます。
普段、私達は
10月末頃の収穫前の頭を垂れている稲穂はよく目にしますが
出穂や開花の瞬間は、あまり目にすることがないかもしれません。
前田自然農法米ミナミニシキは
晩生(おくて)で長稈(ちょうかん:稲が高い)と
昔の”旭”の品種と似たような特性があります。
晩生品種は、
10月末から11月初旬頃に収穫をしますので
ヒノヒカリと比較して2週間ほど収穫時期が遅くなっています。
ヒノヒカリと同じ播種時期でも
ミナミニシキは、この出穂時期ですでに2週間の遅れがあるようです。
2週間の遅れといっても
2週間分多く、自然の土と水と太陽のエネルギーに触れる期間が長くなるので
逆に生命力の溢れるお米作りを目指す私達には良いと感じています。
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