機械による田植えが
主流となっている現代。

一度にたくさんの苗を植えられ
人的な労力もかからないので
ほとんどの米農家が機械で植えています。

日本に田植え機が普及したのは
1970年代のこと。以外と最近です。

それまでは、手で一本一本植えていました。

手植えによる作業は長時間腰をかがめるので
体に負担のかかる大変な作業でした。

米農家の労力を減らし
効率良い田植えを実現させた田植え機。
米農家にとっては手放せないものです。

しかし実は、手植えには
稲にとっても、私たちの体にとっても
良い効果があるんです。

ミナミニシキを作っている縄田さん

熊本県玉名市で無農薬・無肥料の
自然栽培米ミナミニシキを作っている
縄田伊知郎(なわた・いちろう)さん。

自然栽培米を作る前は療養食のコックとして
病院に勤めていた縄田さんは
無農薬で作られた作物で
療養食を作り、患者さんに提供していました。

自分の作る食事を食べることで
次第に体が改善されていく患者さんたちを見て
縄田さんは「食べ物で人の体は変わる」と確信。

人の体に良い食べ物は
体に優しい素材からできているとし
毎日食べる主食、米の安全性に注目。

安心安全の米を作ろうと
自然栽培米の道に進みました。

ミナミニシキの田植え体験を開いている縄田さんの想い

縄田さんは毎年、近所の小学生を招いて
田植え体験を開いています。

機械植えが主流となった今では
田植えのとき、田んぼに足を浸さなくても
身一つであっという間に
苗を植えることができます。

いつも見ている田んぼも
気が付けば田植えが既に終わっている
という光景はよく見かけます。
機械植えはそれくらい早いものなのです。

その昔、田植えは重要な行事でした。

学校は田植え休みで休校となり
村や町の人が集まって
みんなで協力して田植えをしていました。

地域住民とのコミュニケーションや
集団作業の学習、食べ物へのありがたさなど
生きる上で大切なことを
田植えを通して学んでいたのです。

縄田さんは、このような田植えの素晴らしさを
現代の子どもたちにも
もっと肌で感じてもらいたいと思っています。

ミナミニシキを手植えすることで得られる効果

時間がかかり、体力的にもきつく
手足が泥まみれになる手植え。

非効率ですが、手植えには実は
意外な効果があります。

人が田んぼに足を踏み入れると
田んぼの土はどうなるのか。
そして稲はどうなるのか。

縄田さんが実際に教えてくれました。

また体が泥にまみれることは
実はとても良い効果があることも
近年の研究で分かっています。

泥や土に触れると、体内の免疫力や
ストレスに対する抵抗力がつく
といわれているのです。

病院も薬もなかった昔の人の体が
現代人よりも丈夫で力持ちだったのも
きっと自然と共に生きていたからでしょう。

まとめ

技術が発達し、都市開発が進む日本において
手植えで苗を植える農家の姿は
あまり見られなくなりました。

自然栽培は、農薬や肥料を使いませんので
田植え後、除草や補植などの作業も
手作業で行います。

冷たい泥にまみれ、ときには虫にも触れながら
稲を丁寧に育てる。

子どもたちに踏まれた縄田さんの田んぼは
これからも生き生きと力強い稲が育つ
田んぼになるでしょう。

“自然栽培の素晴らしさを実感してほしい”
という子どもたちへの願いが込められた
縄田さんのミナミニシキです。

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【令和二年度産 熊本県 縄田自然栽培米ミナミニシキ】

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• 5キロ　4,980円 (税込)
• 10キロ　9,850円 (税込)
• 20キロ　19,650円 (税込)

※玄米、白米、7分搗きをご選択できます。
※7分搗きの場合、精米代は無料ですが、重量が約1割目減りします。7分搗きの度合いはその都度精米しているため多少の誤差はでます。何卒ご了承くださいませ。
※送料の関係上、一回の注文は20kgまでとさせて頂きたく、よろしくお願い致します。
※自家採種されたお米にこだわっておりますので、農産物検査法上、未検査米と表示されます。自家採種は重要と考えておりますので、ご了承お願い致します。

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