こんにちは！自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田です。

今年も残りわずかとなりました。

コロナウイルスの発生とともに始まった
2020年。
今なお世界はコロナ禍にあり
恐れていた第三波が押し寄せています。

コロナは自然界にも波及したのか
農業においても
非常に厳しい年となりました。

熊本県玉名市の自然栽培米農家
前田英之さんに
今年の自然栽培米作りに対する反省と
来年の抱負について伺いました。

令和二年のミナミニシキ作りを振り返って

熊本県玉名市は、昔から米所として
全国的にも有名なところです。

今年はこの玉名にも
水害や台風の被害が及びました。

今年は例年になく気象の変化が激しく
梅雨は長雨となり
明けた途端、水害や台風が発生。

さらに収穫前にはウンカも大発生し
稲作にとっては困難の連続でした。

前田さんだけでなく
多くの農家が苦しんだことでしょう。

結果として、これまでにないほど
収量は激減。

前田さんの田んぼも浸水被害に遭い
その後ジャンボタニシが大発生して
苗を食べられてしまいました。

そしてその後は
ウンカの飛来を心配する局面に。

それでも前田さんは前向きに
そしてひた向きに
自然栽培米ミナミニシキを作りました。

収量は減りましたが
前田さんのミナミニシキは
幾多の災害にも耐えぬき
力強く上質な米に仕上がったのです。

2020年のミナミニシキ作りの反省

2020年の反省について
前田さんはいいます。

「これまでミナミニシキは
台風や地震に耐え
それをどんどんプラスに変えてきました。

しかし今年は長雨で稲が3日間浸水し
その後も長雨は続いたため
それに打ち勝つことが
難しい年となりました。

結果、これまでになく収量は減りました。」

自然災害は、予測不能であり
人力ではどうすることもできません。

前田さんも災害に対しては
成す術がなかったようですが
この災害を生き抜いたミナミニシキの遺伝子は
しっかりと残っているのです。

収量は減っても
強い遺伝子を残すことができた
という収獲はあったといえるでしょう。

2021年のミナミニシキ作りの抱負

2020年の反省を踏まえた
2021年の前田さんの抱負はやはり
自然の変化にあわせて自分も進化し
異常気象にも負けないお米を作ること。

そのためには
災害に負けなかったミナミニシキの種を
今後の栽培に生かして
自然栽培に取り組みたいと語ってくれました。

前田さんは、ミナミニシキの自然栽培において
常に進化することを念頭に置いています。

自然は常に進化しています。
自然の力のみで作物を育てるには
作り手も進化しなければならないと
前田さんは考えているのです。

そして、目に見えない自分の想いも
一層大切にし、栽培に反映させていきたい。
このように思っているそうです。

まとめ

自然栽培の作物の源は
自然の恵みそのものです。

ときに猛威を振るう自然ですが
作物にとってはそれも成長する上で
大切な恵みの一つ。

さまざまな気象条件を生き抜いた
前田さんのミナミニシキのような稲には
生命力の高い遺伝子が詰まっています。

これは
自然栽培だからこそできる
遺伝子の継承といえましょう。

【令和二年度産 熊本県 前田自然栽培米ミナミニシキ】

• 3.5キロ　4,980円 (税込)

※3.5kg用には透明の厚手ビニール袋を使用。ジップロックで封ができ、冷蔵庫に保管ができます。
※【玄米】か【7分搗き】を選択できます。
7分搗きの場合、精米代は無料ですが、重量が約1割目減りします。
7分搗きの度合いはその都度精米しているため多少の誤差はでますのでご了承くださいませ。
※自家採種されたお米にこだわっておりますので、農産物検査法上、未検査米と表示されます。自家採種は重要と考えておりますので、ご了承お願い致します。

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