こんにちは。
ナチュラルスタイルの瀬上(せがみ)です^^
毎日暑い日が続きますね。
いかがお過ごしでしょうか。
田植えも終わり、梅雨の雨水を吸って
ミナミニシキの苗も順調に育っています。
今年は、例年になく梅雨が長引くとの予想が。
先日、8月まで続くかもしれないとのニュースを見ました。
今年度のミナミニシキも
力強く育ってほしいですね…!
さて、今回は
ミナミニシキの食味を生かした食べ方についてご紹介します。
ミナミニシキの食味の特徴は?
モチモチとした粘りと甘さがあるお米とは違い
ミナミニシキの食味はあっさりしています。
これは、アミロースとアミロペクチン含有量の違いによります。
お米は、この2つの成分からできています。
主食として食べるお米(うるち米)の割合は
アミロース:アミロペクチン=2:8
対してもち米は=0:10。
つまり、アミロースが多いほど粘りが少なくなり
アミロペクチンが多いほど粘りが生まれます。
もち米のアミロース含有量は0%
コシヒカリよりもさらに粘りのあるミルキークイーンは10%
コシヒカリのアミロース含有量が15%ほどなのに対し
ミナミニシキは20%以上あります。
ミナミニシキは、アミロースが多く含まれているので
あっさりしているのですね。
あっさりモリモリ、ミナミニシキのパワー!
食味があっさりしているミナミニシキ。
コシヒカリ系のお米を食べ慣れている人が最初に食べたときは
少し物足りなさを感じるかもしれません。
でも、噛めば噛むほどお米本来の甘さが溢れ
甘さも控えめなので、おかずの味も引き立てるんです。
濃いめのおかずも少しで
ミナミニシキはモリモリ食べられると評判です。
今よりもずっと粗食だった昔。
薬も病院も、体育の授業もなかったのに
大人は60㎏もの俵を誰でも一人でひょいと担いでいたし
飛脚や人力車を引く人は、一日に何十キロという距離を走っていました。
これには、あっさりしていたお米を主食だったことも関係しているでしょう。
昔のお米は、ミナミニシキのようにあっさりしていました。
あっさりしているからこそ、モリモリ食べられる。
このお米のパワーが、労働力の源だったんですね!
こんな料理にも生かすことができます
粘りの少ないミナミニシキは
チャーハンや酢飯にもおすすめです。
お茶漬けやスープカレーにもぴったり。
サラサラとした食感を存分に生かすことができるでしょう^^
また、ミナミニシキは硬質で歯応えがあるのも特徴の一つ。
よく噛むことは、早食いも抑えるので
肥満防止や臓器への負担にもつながります。
弥生時代の人と比べると、現代人の噛む回数は6分の1ほどだそうです。
戦前では、一回の食事に平均して1400回噛んでいたそうですが
今では600回と、半分にまで減っているといわれています。
これには、時代と共に変わった食も関係していますし
時間に追われる現代社会の中で
早く食べることが求められてきたことも挙げられるでしょう。
ゆっくりよく噛むことで、食べることの大切や
食べ物への感謝の気持ちも一緒に育てる。
ミナミニシキには、そんなメッセージも詰まっています^^